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2008年08月29日

「こころ」の読後感

やっと「こころ」を読みきった!!
これは私の読みきった日本語の小説の一冊目だ。本当にうれしい!!

「私」という青年は「先生」を不意に会った。世間に出ないで、ひっそりと、隠れるようにしている「先生」には、何か秘密がありそうだ。「私」はその秘密を知りたがった。「先生」は最初に教えたくなかった。でもすぐ、「私」がそれを知りたいのは好奇心からではなく、自分の人柄に対する尊敬、また隠された真実を突き止めたいと願うからのだと分かった。「私」の純真な気持ちに感動させられた。すると、妻にも知らせなかった過去の秘密を「私」に打ち上げた。
「先生」はまだ「私」のように単純な青年の時、両親が亡くなった。不思議なことに、父の生きている時非常に信用した叔父さんに財産をごまかした。それから、世の中で誰も信じたくなかった。その時、下宿の奥さんの娘―お嬢さん―が好きになった。愛情の温暖の下、氷はますます暖かい水に溶けた。しかし、親友のKの出現はそれをすべて乱された。お嬢さんがKに奪われそうな不安と嫉妬とから、Kの前にお嬢さんに告白した。そのために、Kは自殺しまった。Kの死が自分のせいだと信じ込んでいたので、「先生」はとうとう自殺した。
「平生はみんな善人なんです。少なくともみんなふつうの人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。」
いつも優しい叔父さんが、金銭の前に、急に貪欲な悪人になったんだ。いつも正直な自分も、愛情の前に、急にずるいな小人になったんだ。自分もまた信頼できない人間の一人である。
「先生」がそれを見通してこそ、さらに希望を見失った。人間本来の目的は、自分の幸福を求める心と利己心から発するのだ、と人間に対する深い絶望感におそわれた。
この小説は暗い世界を見せた。実は、私は違い見方がある。先生の自殺は無用だと思う。Kの自殺は先生のせいではない。小説によると、Kはもともとお坊さんになりたがったのだが、不意にお嬢さんに惹かれた。「現実と理想の距離」というものはKに死亡の道へ行かせるのだ。先生は自分の愛情を守るために、Kを傷つけてしまったのだ。「先生」は罪悪感を持たなくてもいい。でも、先生の自殺は避けないことだと思う。この世界は、「WIN―WIN」ということは難しい。もし、先生は告白しなくて、Kとお嬢さんの縁談をまとめてあげれば、先生の余生も同じく苦しいでしょう。自分の愛する人がほかの男と一緒に生活していると思うと、狂うでしょう。自分の気が弱いばかだ、と悔やむでしょう。そうすると、同じ結果になるでしょう。
先生は敏感な人である。他人と自分の感じを気になり過ぎる。そういう性格ではなければ、楽に生活できるでしょう。Kはもう違う道を歩いた以上、自分はそういう馬鹿なことをすべきではないのだ。Kのことに対して気の毒かもしれないが、生きていくのは正しい選択なのだ。お嬢さんにも、自分にも、「私」にも、たぶんKにも、もっともよいことなのだ。
でも、もちろん、そうすれば、この小説もなくなった。  


Posted by teisan at 21:52Comments(3)文章