2009年02月28日

手紙

先日、お久しぶりに友人からの手紙が届きました。
「大学生活はもう大半過ごしました。あなたもすでに慣れていたんでしょう。みんなそうです。我々は生活に挑戦できない。ただ、手を挙げるしかない。高校時代の時、みんな単純だから、複雑なこととか困ったこととかまだ経験しなかった。なのに、しいてその中に物足りないものを探して、何回も何回も文句を言ってしまいました。大学生になると、確かに本当に困ったものがたくさん出てくるんですが、かえって何も言えなくなりました。どちらかと言うと、誰も大体現実を受け入れたということでしょう。理想は美しいですが、あくまでも現実ではない。夢みたいなものは目を覚めると、すぐ消えてしまうから。大人になる代価は、一部分の夢を捨てて、現実的なものを頭に詰めるというものだ。
でも、私は夢を見るのが好きです。いつも、将来について空想しています。どのようにしたらいい生活を過ごせるのか、ということとか。最高の方法は宝くじだ。もし、五百万元の宝くじに当たったら、仕事なんかしなくてもいい。百万元でマイホームを買う。そして、ほかのお金は入金し、その金利に頼って豊かな一生を送ることができるでしょう。あとは、いい仕事を見つけることだ。一生懸命頑張るとしたら、いい成績を上げられるかもしれない。すると、高い給料をもらえるし。何年も貯金したら、マイホームも買える。それから、いい仕事を見つけるというより、むしろ金持ちの男を探すほうがいいじゃないか、という考えも出てくる。結婚したら、パートをしながら家庭主婦をするのはもっと幸せなのかも。
最後、やっぱり現実に戻る。男はだんだん頼りなくなるし、自分でたとえどんなに頑張るとしても、えらい成績を上げる能力がないからダメだ。つまり、宝くじを当たらないと、平凡な一生を送るにほかならない、ということになります。
もちろん、宝くじにあたる確率も非常に低いということもよく分かったんだけど…」

以上は彼女の手紙の一部分です。それを読んだあと、同感します。昔は結婚というものは女性の一生を決めるのです。今の女性は学歴がだんだん高くなるとともに、自立心も強くなります。男性に頼るなんて、話にならない。その結果、悩みもますます多くなってゆく。これはいいのか、悪いのか、私もわからない。


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Posted by teisan at 22:32│Comments(0)文章
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