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2009年01月20日

世渡りについて

台湾の作家、劉墉の「もう一歩を超えれば、すぐ成功する」という本を最近読みました。
とてもいいと思って、日本語に訳してみます。日本の友達に紹介したいんですから。

世渡りについて
みんな自分の個人な世界を持っている

あれは中学三年生の時のことです。あるクラスメートが授業中でポルノ小説を読んでいる。それは先生に発見された。小説も取り上げられた。
それから、私は用事があるのであの先生の事務室に行った。先生が頭を下げて仕事に忙しいのを見て、邪魔しないようにと思って、私は足音を盗んで近付けた。
私が突然彼の前に立っているのを気づいて、先生が大変驚き、引き出しをドーンと閉じた。立っては座って、重い気持ちで私を詰問した。
「君は何をしに来るのか!」と。
彼の顔が真っ赤になった。実は、彼は引き出しを半ばに開けて、隠されたポルノ小説を読んでるところなんだ!
何も言わずに、彼は手を振って「消え失せろ」を示した。
ただ、あの先生の授業があったら、私は必ずドキドキしてやまなかった。手もぬるぬるになり、彼を見る勇気もなかった。不幸に彼の目に会うたびに、彼の恨みのある目付きを感じた。
結局、あの科目、私は危なく不合格になるところだった。
(中略)
私がそれを教えた目的は何のか、知ってる?
クラスメートが集まってないしょ話をするということはあなたが時々見つける。でもあなたは耳が早いから、何を話してるのかわたっている。ってあなたはそう教えてくれた。
すると、私はこう聞いた。
「あんなないしょ話を聞いたのは、あなたにとって、何の役立つのだろうか」
あなたが覚えてほしいのは、人が大きくなればなるほど、隠れた内心世界がある。もし、すべての家に盗聴器を取り付ければ、みんなひそかに言うのと表に言うのとが雲泥ほどにかけ離れている、ということはすぐわかる。
人々はお互いに疑い深いことが多い。競争が激しいほど、ひそかにもめごとが多くなる。特に、あなたのような年になったら、馬が合う人と手を結んだり、犬猿の仲を締め出したりするようになる。みんなのプライバシーを知り、あなたを締め出す人を知ると同時に相手に「あなたはもう何もかも見通した」と知らせるのは、あなたに本当にためになるのか。
間違った!前述のように、お互いの距離をもっと大きくする結果しかない。
(中略)
子ちゃん、私が階段を上げる、あるいはあなたの部屋を経るたびに、わざと足音を重くすることを気づかないの?
あなたの机も窓に近いし、背も門に向うし、そして門もいつも開いてるから、私はあなたを驚かすのが恐れる。
しかも、あなたも大人になった。自分の世界を持っている。もしかしたら、ひそかにネットをして見たいものを見ている。私は「見つけたくない」し、「見つける必要もない」。だから、ネット上のものを隠す余裕を持たせてあげるべきだと思う。
「部屋に入る前に、音を出す」というのは、古人はすでにそう言った。そうすると、内の人は心構えができられる。
あなたはもうすぐ高校卒業で、大学に入って寮に暮らすことになった。寮で走りまわる時も他人の部屋に入る前の時も、「音を出す」べきじゃないか。
今日の話をよく覚えてほしい。これから、自分にも他人にも個人の空間を持たせてください。それはみんな知るべき世渡りの芸術だ。  


Posted by teisan at 23:03Comments(0)翻訳